任意売却しないで苦しい返済を勧める理由

 定年後も続く住宅ローンで、老後破綻の問題が表面化してきております。しかし、相談者の中には、任意売却するよりも、返済を継続した方が、後々救われるのではないかと判断できる方も、いらっしゃいます。

その様な方に、任意売却を無理に勧めるようなことは、ありませんのでご安心ください。

目 次

年金生活者からの相談

 相談者は70代の奥様、夫が働き、毎月15万円の住宅ローンを返済中、あと4年で完済。夫がもうすぐ働けなくなり、年金だけでは住宅ローンが払えないので、奥様が働くことを決めたうえでの相談です。

既に何社か相談しており、2年後に売却する選択肢も考えていました!?他人が聞くと、少しぼやーっとした内容で何を相談したいの・・・?と感じるかもしれません。

何をどう相談したら良いか分からない

 何を相談したいのか?分からない・・・ このような方こそ、本当に悩んでいて、相談先や相談方法が分からないのでしょう。しっかりと時間を掛け、丁寧に話しを聞いてあげることが大切です。

少し、話しを整理すると、現在、滞納も無く、奥様の働き先も決まったので、夫の年金と自分の年金もあるので、住宅ローンを払っても生活はしていけるとのことです。毎月の返済額は多いが、4年で終わるので、ある意味先は見えています。

2年後に売却の訳

 よくよく話を聞くと、他社の不動産査定で、あと2年、住宅ローンを払えば売却しても、完済できるため、2年後の売却も視野に入れていたのです。しかし、それでは住宅ローンを完済しても、住む家は無くなり、賃貸住宅に移ることになります。

もし、売却を視野に入れるならば、今、任意売却して引っ越した方が、家賃も夫婦二人ならば、住宅ローンの半分程度で済み、生活は現在よりも楽になります。

大切なことが見えなくなる

 相談者の方は、夫が定年後も働き続け、夫婦で生活を犠牲にして、住宅ローンを払い続けることを優先してきました。そして、それ以外のことが見えていない状況です。

それゆえ、夫が高齢で働けなくなるので、奥様が代わりに働き、2年頑張れば自宅を売却しても、住宅ローンが残らないで返せるということに、重点を置いていました。

正しいことではあるのですが、借金の返済だけに集中し、その後のことは深く考えられなかったようです。

売らずに完済を視野に

 幸い、頑張って返済してきたので、残りはあと4年です。そして、2年頑張れるのであれば、もう2年頑張って完済すれば、引っ越しの必要はありません。

そのことを伝えると『ありがとう』と言って、急に声が明るくなりました。借金で追い詰められていると、こういった判断も当事者では難しいようです。

定年後の返済を続けるには

 今回の相談者は頑張れば4年で完済という、健康であれば手の届きそうな目標です。しかし、定年後も安定した仕事に就けるのは、一部の人に限られます、多くの方が働いても、大幅な収入減となり、良好な職場環境も期待できません。

そのような状況でも、健康で働き続けることを前提に、10年・15年と住宅ローンの返済が可能なのか?一度立ち止まって考えてみて下さい。尚且つ生活も苦しければ、老後破綻も他人ごとでは無いように思うのではないでしょうか。

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