期限の利益の喪失は滞納回数と合計金額どっちなの!?

 住宅ローンが払えずに、期限の利益の喪失を予告する書類が、お手元に届いたならば、そろそろ自宅を手放す?・手放さない? どちらかの選択を迫られる時期に差し掛かっていると言えます。

金融機関から届く書類は、見慣れないものが多いため、書面の内容をきちんと理解できないことも珍しくありません。

住宅ローンが払えないときの対処法

期限の利益を喪失するのは滞納何回?それとも何か月分?

 こと期限の利益の喪失に関しては、金融機関によって対応は、その都度違うと感じる部分でもあります。

住宅ローンや他の不動産担保ローンだけに限らず、分割返済の場合、期限の利益の喪失は、金銭消費貸借契約書(借用書)の約款に必ず記載があり、期限前の全額返済義務としている金融機関もあります。

主に、返済が遅延し、書面で督促して期日までに返済が無ければ、以後、分割での返済は認められないとする内容です。

もっと、簡単にすると『返済が遅れたら、請求書を送りますので記載され期日までに返済しないと全額一括請求しますよ!』となります。

つまり、返済の遅延回数や何カ月分の延滞等は詳細に決められている訳では無く、どこまでがセーフで、どこからがアウトの境界線がありません

1回でも払えなくなれば期限の利益の喪失する可能性

 文面だけで判断すると、1か月分の返済ができなくなれば、アウトとなります。

しかし、実際に住宅ローンの滞納が始まると、1か月や2か月分の滞納では期限の利益が喪失されることは、ほとんどありません。

よく質問されるのが、3か月分を滞納し、2か月分をまとめて返済するなど繰り返している場合、どうなるのか?

この様なケースに該当する方は非常に多く、金融機関が6か月分までの滞納を許容するのであれば、滞納回数の問題よりも、合計で6か月分の返済額を滞納しなければ大丈夫でしょう・・・となります。

ただし、どこの金融機関でも最高で総額6か月分の返済が遅れれば、期限の利益は喪失し、以後の分割返済が認められることは通常ありません。

金融機関には状況を伝える

 滞納中に全く連絡も入れない等、金融機関の立場から分割の返済は無理と判断されれば、早々に期限の利益を喪失してしまう可能性は十分にあります。

音信不通で返済の見通しが無ければ、金融機関も待つ意味がありません。

そのため、滞納分を何とか埋め合わせながら、返済を継続する場合、いつまでに返済すると約束し、必ず履行するなど、金融機関に対してきちんと対応していく必要があります。

差押えでも期限の利益は喪失する

 本来ならば税金などを滞納し、預金口座や自宅を差押えられた場合でも、期限の利益は喪失するとされていますが、住宅ローンの返済口座を差押えでもされない限り、通常は大目に見てくれます。

この辺りは、何とか住宅ローンの返済が継続されていれば、金融機関も見て見ぬふりの様な状況と言えるのかもしれません。

しかし、税金などの滞納処分を進める前に、役所は金融機関に対して住宅ローンの残債額についても確認していますので、住宅ローン滞納中に差押えとなった場合、金融機関次第となりますが、期限の利益を喪失する可能性も非常に高くなります。

期限の利益の喪失の予告する書面が届いたら

 冒頭にあります、期限の利益の喪失を予告する書面が届いた場合、そのままにしておくと、次に届く書面は期限の利益の喪失を通知する書面です。

期限の利益喪失予告書の期限までに返済ができなければ、もう後が無い状態です。

この段階まで来たら、任意売却を決断する時期に差し掛かっていると考えなければならないでしょう。

期限の利益の喪失したら

 そして期限の利益の喪失すれば、残された返済方法は一括返済しかありません。もちろん、分割で返済できなければ、一括での返済も不可能です。

そのため、金融機関は、保証会社があれば代位弁済を求め、債権は保証会社へ移行します。

また、保証会社を利用していないプロパー融資の場合、金融機関が競売の申立て、又はサービサーへ債権譲渡のどちらかとなります。

事実上、一括返済ができないため、任意売却を決断できなければ、どの債権者も競売の申立てへと進んでしまいます。

つまり、競売を回避するには任意売却を試みる必要があり、手持ちの現金が用意できない以上、残念ながら不動産を手放さない選択肢は無いことを意味します。

住宅ローンの滞納が始まれば、早めに相談し期限の利益の喪失前に、返済を継続するのか?・断念するのか? ある程度の道筋は決める時期にきたと、ご理解頂けると思います。

思わず相談したくなる担当者のプロフィール任意売却はこの人に訊け!

住宅ローン等の悩みが気軽に話せる・相談のハードルを下げる3つの対策

 おすすめ記事 

○ 『任意売却の相談はどこへ?業者選びが結果を左右する

○ 『住宅ローンを1回払えないとどうなる?初めての延滞

○ 『任意売却の相談が初めて!これが分かれば判断可能

○ 『住宅ローンを滞納して期限の利益の喪失後はどうなる

○ 『催告書の内容は必ず確認して意味を理解する

○ 『担保付きでサービサーへ債権譲渡されたら任意売却はできる?

○ 『残った選択肢は何か!?消去法で考えてみる

○ 『妻が住宅ローンの保証人だと離婚,滞納,破産で問題化

○ 『役所の差押えが障害に!税金や保険料の未納で競売も

○ 『住宅ローンの返済が無理ならば最優先に考える事は?

○ 『銀行の住宅ローンでも代位弁済されない例外とは?

○ 『住宅ローンのボーナス払いは老後破綻と隣り合わせ!定年後も年金で返済ができるのか?

○ 『住宅ローンの滞納は金融機関に相談して解決する?

○ 『住宅ローンの無理な返済を続けると更なる困難が!

○ 『債権譲渡でサービサーが競売の申立てをする事もある

○ 『厳しい取立は税金!残債の返済中に敷金を差押え

○ 『任意売却で選ばれる理由は営業ではなく相談だから

 関連カテゴリー 

代位弁済関連の記事一覧

差押え関連の記事一覧

競売関連の記事一覧

任意売却の基礎知識関連の記事一覧

任意売却の専門業者関連の記事一覧

連帯保証人関連の記事一覧

住宅ローンで老後破綻関連の記事一覧

任意売却情報満載の全記事一覧は任意売却テーマ

任意売却深夜の無料電話相談

電話相談はここをクリック