任意売却歴15年の知見がつまった

コラム
「任意売却大全」

連帯債務者がいても大丈夫?連帯保証人との違いは?

 任意売却と連帯保証人の関係について、多くの情報が出ておりますが連帯債務者については意外に少ないかもしれません。

そうなると連帯保証人ではなく、連帯債務者がいる場合、任意売却は出来るか?心配になると思います。

まず、連帯保証人・連帯債務者について簡単に理解しましょう。

連帯保証人を外れるには

連帯保証人・連帯債務者の違い

 住宅ローンを借りる時、夫の収入だけでは足りず、妻が働いているので収入を合算するなど、夫婦二人で協力して住宅ローンを組んだケースです。

その際、妻は金融機関によって連帯保証人、または連帯債務者のどちらかになります。

連帯保証人とは

連帯保証人のイメージ

 夫(A)が主たる債務者で住宅ローンを借りた本人、妻(B)は銀行に対し、夫(A)の連帯保証人になります。

夫(A)が延滞した際に請求される。

その際、離婚等で別々に生活していて、夫(A)が他に財産を持っているのに、金融機関から返済を求められた場合でも、妻(B)はこれを拒否することはできません。

※ 難しい言葉ですが連帯保証人には抗弁権というものがないのが理由です。

連帯債務者とは

連帯債務者のイメージ

 金融機関から見た夫(C)と妻(D)の関係性は、夫(C)を主たる債務者、妻(D)が従たる債務者となりますが、延滞が発生すれば、どちらも住宅ローンを借りた本人と同様に請求されます。

夫が1,000万円借りたら、妻も同じく1,000万円借りたことになりますが、総額は1,000万円(夫婦で2,000万円とはなりません)

金融機関は延滞の有無にかかわらず、どちらにも請求が可能(理屈上)。

住宅ローンの延滞が始まった際の違い

 連帯保証人も連帯債務者も、夫が返済できなくなれば、どちらも妻が返済の責任を負っていますので、ほとんど違いはないと言えるでしょう。

では、肝心な任意売却について、連帯債務者・連帯保証人どちらがいても可能です。

ただし、金融機関からは任意売却について連帯債務者・連帯保証人の同意を求められるケースが多いので注意しましょう。

住宅ローン返済中に死亡時の団体信用生命保険

 不幸にも、住宅ローン返済中に死亡してしまった場合、団体信用生命保険が適用され返済義務がなくなるのは?

<団信適用について>


主債務者(借りた本人)が死亡したとき

 借りた本人なので団体信用生命保険でカバーされます。

残された家族や連帯保証人、連帯債務者も返済の義務は無くなり、住宅ローンの返済については一安心となります。


連帯保証人が死亡したとき

 連帯保証人が死亡しても、団体信用生命保険でカバーされず、相続人に引き継がれることになりますが、ペアローン等の場合の例外もあり、負担割合に応じた分が団体信用生命保険でカバーされます。


連帯債務者が死亡したとき

 連帯債務者が死亡しても、団体信用生命保険でカバーされず、相続人に引き継がれることになります。

団体信用生命保険は主債務者のみ

 主債務者(借りた本人)が死亡したとき以外は、団体信用生命保険でカバーされませんので注意が必要です。

ただし、金融機関によっては、夫婦で加入できる団体信用生命保険がありますので、住宅ローン契約時の書類を確認することで判断できます。

連帯保証人でもペアローンはどちらも加入

 連帯保証人は基本的に団体信用生命保険には加入しませんが、例外もあり、夫婦ペアローンや親子ペアローンの場合は、お互いが主債務者でもあり、連帯保証人でもあります。

そのためペアローンの場合は連帯保証人でも団体信用生命保険に加入しておりますが、一方が死亡したときは、死亡した者のみが団体信用生命保険でカバーされ、もう一方が健在であれば引き続き返済は必要となります。

任意売却歴15年の知見がつまった

コラム「任意売却大全」

今ある不安は解消されましたか?

任意売却について
他の情報を見る