任意売却歴15年の知見がつまった

コラム
「任意売却大全」

競売でも仕方無いと思う人に任意売却はお勧めできない

 任意売却を希望する理由は、本人または家族の競売による精神的負担を考えてのことだと思います。

しかし、想像するよりも任意売却は簡単に物事が進む訳でもありません。

金融機関(債権者)という利害関係者が存在し、販売価格や販売期間、時には販売方法までも細かく指図してくることもあります。

その様な状況の中で、買手を見付けなければならず、販売開始時の価格によっては、引き合いも無く、時間だけが過ぎ去ってしまうこともあります。

任意売却を諦めるのは簡単

 買手が決まらず待っているだけの期間は何とも言えず、人によっては不安になり、もう競売でも仕方ないと、半ば諦めモードに入ってしまうこともあります。

まだ、ダメと決った訳でもないのに、任意売却を断念し競売も視野に考えてしまうのであれば、任意売却はお勧めしません。

なぜなら、任意売却は不動産の売却なので、同じ不動産は一つもありません。

そのため購入者もたった一人に限定され、その一人を探すための活動を続けなければ結果が出ないからです。

任意売却は引っ越しも早め

 そして、もう一つ任意売却で求められるのは、中々買手が決まらない不安な時期を乗り越え、ようやく買手が決まったら、次は引っ越し先を本格的に探さなければなりません。

売買契約を済ませ、およそ1か月~1か月半程で不動産を明け渡す必要があります。

実際にはあっという間に時間が経過してしまい、相当な覚悟以って望まなければ間に合いません。

それだけの行動力も無ければ、任意売却は成し遂げられないのです。

相談から引っ越しまでの詳しい任意売却の流れ

長く住みたければ競売が有利

 当事務所では、任意売却を希望される相談者に対して、『買手が決まったら、それ程時間はありません。

事前に引っ越しの準備をして下さい。』と念を押し、理由も含め納得してもらい、任意売却に臨むようにしています。

とにかく長く住み続けたいのならば、任意売却よりは競売が有利となります。

買手が決れば最善を尽くす

 任意売却で買手が決まり、1か月~1か月半程で引っ越すのは本当に大変です。

しかし、金融機関も任意売却を認める以上、買手が決まれば返済不能に陥った貸付金を早急に回収しなければなりません。

そのため買手との契約直前になって、やっぱり引渡しまでの時間を延ばして欲しいといった要望には応じることは出来ないのですが、そうなると競売でも構わないと開き直ってしまう方も現実にいらっしゃいます。

この様な対応をされると、買手に対しても大変失礼で、決して任意売却物件だから買うのではなく、不動産を気に入って購入を決断されたのに、引っ越しが早急過ぎるからと任意売却のチャンスを棒に振ってしまいます。

任意売却は限られた時間かしか許されない

 任意売却は競売の前に取引を成立させるため、引渡しも含め時間的な制約が、どうしても発生してしまいます。

それでも、競売の精神的負担に比べれば選択の余地はないと思います。

限られた時間の中で買手が現れれば、それは本当に喜ぶべき事態のため、困難でも前向きな行動を心掛け、是非とも任意売却を成立させて下さい。

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