任意売却の相談者の中には、住宅ローンの返済が苦しいのは勿論、その状況の中でも、返済のために家財を売ったり、2台あった自動車を1台にしたり、生活スタイルを変えてまで、返済を続ける方もいます。
自動車が2台と聞くと、ぜいたくに感じると思いますが、都市部ではなく地方にお住いの場合、移動手段となるため、その1台を手放すとなると、かなり不便な生活を送ることになります。
住宅ローンが苦しいときの対処法
見通しが無いまま続く返済
そこまでして、住宅ローンを払い続ける気持ちは理解できるのですが、いつまで続くのかと考えると答えは出ないと思います。
それでも何とか返済が続けば、まだ救われますが、既に一度でも滞納しているようであれば、もう気持ちの切替えの時期にきています。
苦しいから任意売却するのだが・・・
大変な無理をして返済を続けてしまうと、最終的に任意売却したくても、入居費用や不用品の処分代等、それなりに現金が必要になるので引っ越しをしたくても、引っ越せない大変困難な状況に陥ってしまいます。
任意売却すれば、債権者が引っ越し費用を出してくれることもありますが、すべてが足りる訳でもなく、次の購入者に自宅を引渡す時なので、実際は引っ越し後でないと受取ることが出来ません。
無計画な任意売却では引っ越しも困難
任意売却をする時点で苦しい状況なのですが、ある程度は事前に準備をしておかないと引っ越しのときに、再度お金に苦労してしまいます。
サラリーマンの方であれば、任意売却を決断すれば、住宅ローンの返済はストップするので、引渡しの時までは、今まで返済していた分を蓄えに回せば何とかなるかもしれません。
しかし、自営業者や失職してしまった方等は、収入の見込みに対して計画を立てるのが難しくなってしまいます。
住宅ローンの無理な返済は、いつ始まるのか?
住宅ローンを返済中、苦しいと感じるようになり、生活スタイルを変えるような状況になれば、無理な返済が始まっています。
生活を犠牲にしてまで、現在の家に住み続けることが本当に良い選択なのか、一度よく考えてみましょう。
また苦しい状況が続くと精神的にも辛く、冷静な判断ができないこともあります。
本当に任意売却が出来るのか? 任意売却の仕組みがよく分からない等、色々な疑問と共に、まずは相談してみて下さい、決して無駄にはなりません。
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