連帯保証人と相続人が同じだと相続放棄しても無意味?

 父親の連帯保証人になっている方が、父親が亡くなり相続が発生した場合、借金が多ければ相続放棄も考えますが、そもそも連帯保証人なので、相続放棄してもメリットはあるのでしょうか?

2つのケースを想定して考えてみましょう。

 上記の2つで父親が亡くなり相続が発生した際、連帯保証人の子は相続放棄すると、どうなるのでしょうか?

まず、他のサイトでも色々調べていると思いますが、分かりにくいのは、言葉の意味です。

特に被相続人という言葉が頻繁に出てきます。

ここのケースに当てはめると被相続人は、亡くなった父親のことで、相続人は子になります。

被相続人って書かれると難しく感じますが、亡くなった父親のことだと分かれば簡単に理解できます。

被相続人=父親   相続人=子

※ 相続人は子1人とします。

父親がアパートを借りる時に子が連帯保証人

 相続放棄するか問題となるのは、財産より負債が多いから悩むことになります。

不動産や預貯金、有価証券等も無ければ、相続すると父親が抱えている負債、借金やカードローン、その他に未納の税金等があれば、そのまま引き継ぐことになります。

また、連帯保証人としてでは無くても、アパートの未払い家賃があれば、そちらも支払う必要があります。

そう考えると、特に財産が無ければ相続放棄し、アパートの連帯保証人分のみ責任を負うのが、相続人にとって負担が少なくて済みます。

父親がアパートの建設資金を借りる時に子が連帯保証人

 父親が借金はあるけど財産もある場合、判断が難しくなります。

財産はアパートのみで考えると、現時点でアパートを売却すると5,000万円。

それに対し、アパートの建設費用の残債が5,500万円だったとします。

相続すると、5,000万円 ー 5,500万円 = ー500万円

借金が500万円増えてしまい、いわゆるオーバーローン(債務超過)の状態になってしまいます。

しかし、相続することで家賃収入もあるので、建設費用の返済もアパートの家賃で足りれば、自らのお金で返済する必要はありません。

そのため、返済が進みアパートの価値が借金の額を上回れば、プラスの財産となる可能性があります。

その一方で、相続放棄してしまうとアパートと建設費用の残債5,500万円は次の相続人が相続する可能性があります。

ところが、相続放棄しても連帯保証人の立場に変わりませんので、次の相続人が建設費用の残債5,500万円を返済するまで、その責任は付いて回ります。

したがいまして、連帯保証人である以上、相続放棄するメリットは、ほぼ無いでしょう。

また、アパートの家賃で全く返済が追いつかない等、かなりのオーバーローンの場合は、相続放棄して連帯保証人の負担のみとした方がメリットが大きい場合もあります。

例えば、ローンの返済のみならず、固定資産税も滞納してしまっているようなケースです。

相続することにより、納税義務も生じてしまいますので注意しましょう。

どちらにしても、アパートの資産価値や収支に大きく左右されますので、不動産があれば一度査定してから『相続放棄する・しない』を判断する必要があります。

次の相続人も相続放棄したら

 ご自身が相続放棄したなら、次の相続人も相続放棄を検討するでしょう。

そして、次の相続人も同様に相続放棄した場合、通常の流れとしてアパートの建設資金を貸した金融機関(債権者)は、裁判所へ相続財産管理人選任の申立を行います。

簡単に説明すると、裁判所が選んだ管理人(相続財産管理人)が財産を換価(お金に換える)します。

オーバーローンのアパートなので任意売却で処分するか、競売で処分するか相続財産管理人と債権者が相談して決めることになります。

このあたりの話は、少し難しいので割愛しますが、子は連帯保証人として父親が借りた借金が無くなるまで責任があります。

仮に任意売却、又は競売で処分されても、残債があれば請求される立場にあります。

不動産がある場合の相続放棄

 不動産の種類にもよりますが、アパートや貸し駐車場等、すぐにでも収益を生むような不動産もあります。

仮に借金があり現時点でマイナスでも、相続することで先々プラスの資産となることも考えられるので、必ずしも相続放棄が有利とはなりません。

不動産の相続は状況次第

 今回は、連帯保証人と相続人が同じ場合の説明として、記事にしております。

そのため、分かりやすいように相続人は子1人としてましたが、相続人が複数存在するケースや、その内の1人が相続放棄してしまう場合もあります。

また、相続人が複数いる中で1人だけが連帯保証人等、様々なケースがありますので、不動産の相続に関しては状況を把握し、きちんと相談してから対応することをお勧めいたします。

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