リスケジュール出来ても問題は先送り

 中小企業金融円滑化法は終了しましたが、金融庁の方針もあり、その後も金融機関はリスケジュールに対応しています。

リスケジュールとは、お金を借りる時に決めた条件を一定期間変更し、月々の返済額を減額すること。

ただし、期間終了後は減額した分、月々の返済額が当初より増加したり、返済期間が長くなるなど決して減免される訳ではありません

中小企業金融円滑化法となっていますが住宅ローンも含まれており、条件の変更内容も金融機関や借手よって様々です。

リスケジュールで借金は減らない

 当事務所へ相談に来られたお客様の中に8月でリスケジュールが終了するため、住宅の売却を急いでいる方がいます。この方は昨年リスケジュールを申し出て金融機関と相談の結果、1年間減額することを認めてもらい、何とか返済を続けてきました。

幸い自営業の方なので仕事の依頼が増えており、8月を過ぎてもどうにか返済可能とのこと。リスケジュールにより住宅ローンの滞納は避けられたので、売却して残債も返済できれば通常の売買での取引となります。

しかし、この様なケースはまれで、仮にサラリーマンの方がリスケジュールにより2~3年の期間、月々の返済を減額した場合、変更期間終了後までに給料が上がらない限り、結局は滞納してしまう恐れがあります。

リスケジュールは一時的な収入減少に効果的

 アベノミクスの効果で一部の企業はボーナスの上昇が話題になりましたが、実際に恩恵を享受できる方は少ないのでは・・・

このリスケジュールという救いの手も、単に問題の先送りになる可能性もあり、たとえ金融機関が認めてくれても、変更期間終了後も本当に返済を続けられるか、しっかり見極めることが大切です。

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