住宅ローンが苦しいと老後破綻のリスク大!回避方法はある?

住宅ローンが苦しいと老後破綻のリスク大!

 年齢を重ねると共に、住宅ローンが不安で悩んだことはありませんか?

このままで「本当に大丈夫か・・・」と考えたこともあると思います。

今後、多くの方が避けて通れない、老後破綻の現実が差し迫っております。

現役のFP&不動産コンサルの有資格者が「今後訪れるであろう住宅ローンによる老後破綻のリスク」について記事にしました。

もしも、以下のような悩みがあれば、老後破綻の可能性が十分にありますので、今後の参考にしてください。

・住宅ローンが少し苦しいと感じている・・・

・今後の住宅ローンが不安

・定年までに住宅ローンが完済できない

今すぐ始める「老後破綻の回避方法」についても詳しく解説します。

目次

計画通りの返済が老後破綻

 現時点で、住宅ローンが苦しいと感じながら、何とか返済を続けている方も多いと思われます。

しかも、その大勢の方が、住宅ローンを抱えながら定年を迎える返済計画で購入しています。

退職金で完済できたのは過去の話

生活に余裕があれば、繰り上げ返済も考慮できます。

しかし、その様な状況では無いから深刻なのです。

この返済計画の先にあるのは老後破綻です。

日々の生活で節約しても、定年で完済できなければ、老後にゆとりなど想像できません

住宅ローンの返済が少し苦しいと感じているならば、「老後の生活はかなり危険な経済状態」といえます。

定年後の住宅ローンが老後破綻を招く!

空家の増加と人口減少が老後破綻に拍車をかける

 総務省は昭和の中頃からの空家数、総住宅数、総世帯数を表すデータを公開しています。

また、内閣府のホームページでは将来の人口推計も公開されています。

かなり、衝撃的なデータですが、詳しい数値はグラフ化して『気付けば赤字のワンルームやアパートも任意売却で処分』の記事内に掲載しております。

複数のデータからも、このままでは空家は増え、人口は減少に転じることが容易に想像できると思います。

需要と供給のバランスから住宅が供給過多となれば、不動産価格は下落に転じるものとなるでしょう。

不動産投資に無縁な方にとっては、むしろ好都合かもしれません。

自宅を買うにせよ、借りるにせよ安いに越したことはありません。

その反面、売却時には影響をもろに受けてしまいます。

空家の増加は避けられそうにない

住宅ローンの残高が資産価値を大幅に上回るリスク

 定年までに「住宅ローンが完済できなかったら・・・」少し想像してみてください。

住宅ローンの返済が苦しくなると、どうするでしょうか?

行きつく答えは「自宅の売却」です。

ところが、自宅の売却を検討しても簡単ではない現実に直面します。

住宅ローンの残高に対して資産価値が伴わず、現金の追加が必要となる可能性があるのです。

売却価格  住宅ローン残高

定年までに繰り上げ返済等の余裕も無ないと思われる方は、特に注意してください。

定年後の住宅ローンの返済、現金を追加しての売却は、もはや困難と見るべきでしょう。

正に、今後増え続けるであろう空家と人口減少が、老後破綻へ拍車をかけ問題をより複雑にしています。

空家の増加に引きずられ、売却する自宅の価格も下がるのは明らかと言えるでしょう。

自宅売却で、更なる現金の追加は可能ですか?

老後破綻の回避方法は?

 それでは、老後破綻が現実になる前に回避する方法はないのか!?

まず、問題となっているのは住宅ローンです。

住宅ローンの借換えで返済期間の短縮、又は月々の返済額を下げられないか検討する。

これが可能ですと老後の不安も多少軽減できます。

ただし、借り換えは思った以上に費用がかかりますので、しっかりとシュミレーションを行って検討しましょう。

そして問題となるのは、以下の方です。

〈老後破綻のリスク大の方〉

  1. 低金利での返済が苦しいと感じている方
  2. 自宅の担保価値が足りなく借換え不可の方

老後破綻を回避するには、思い切った方向転換へ舵を切る必要があります。

今の「自宅を手放す」決断をすることです。

老後破綻回避のため、自宅を手放す必要のある方を順番に見ていきましょう。

潔く自宅は手放す

1.低金利での返済が苦しいと感じている方 

 思い起こせば住宅購入時、頭金無しで100%借り入れに頼てしまった方。

諸費用までも借入で賄っている方もいます。

結果的には無理な返済計画であり、その後の収入の減少、又は家計の支出が増加(教育費等)したことが原因で日々の生活を圧迫している。

低金利のメリットを享受しているにも拘らず、そもそも住宅ローンの返済が苦しいと感じているならば、危険信号です。

そのまま、定年を迎えて住宅ローンを返済し続けるのは難しいと、ご自身も気付いていると思います。

計画的な購入とは無縁だった

2.自宅の担保価値が足りなく借換え不可の方

 現時点で固定金利で住宅ローンを借りていると、変動金利が羨ましくなるほど低金利です。

借換えを念頭に返済期間の短縮や月々の返済額を抑えられればと思い検討したが・・・

オーバーローン(借金が資産を上回る債務超過の状態)が原因で借換えが不可能となってしまうことがあります。

そもそも、自宅の資産価値が低いことが金融機関の評価で判明したのです。

借換えがダメならば、少し考えてみて下さい。

ご自身が、賃貸住宅に住んでいたと仮定します。

毎月の家賃が高く、家計を圧迫していると感じたら「そうだ、もう少し家賃の低い物件に引っ越しそう」と考えると思います。

収入に見合った家に住む

住宅ローンが苦しいならば住み替えを検討

 持家でも住宅ローンの返済があれば、賃貸と考え方は同じです。

住宅ローンが苦しいと感じている時点で「自分に相応しくない家」として、住み替えが必要です。

引っ越し先が持家か賃貸かは、その人の経済状況によって変わります。

住宅ローンが苦しく家計を圧迫している場合、無理して返済するよりも早い段階で自宅に見切りを付け、売却を決断することも選択肢の一つです。

住み替え=売却は有効な対策

ただ単に住み替えと言っても、やはり通勤や通学の問題もあります。

簡単には決められませんが、家のローンが残り少なければ、買換えも可能な場合もあります。

返済に支障がでる前に、住み替えを検討するのが得策です。

多少余力のあるうちに行動するのが良

自宅がオーバーローンのとき賃貸にするのは危険

 一番のネックは不動産の売却価格以上に、住宅ローンの残高が多いオーバーローンとなっている場合です。

返済が苦しければ自宅を賃貸にして「別の安い部屋を借りて住めば・・・」との発想もありますが、これは大変危険です。

賃貸人として借手がいるうちは問題ありませんが、家賃の下落や修繕費用が発生したとき、対応できるかを考えると疑問が残ります。

無計画な賃貸経営はリスク増

空室期間が長引いたとき、住宅ローンと自宅家賃の2重払いが可能でしょうか?

そもそも住宅ローンが負担となり、引っ越した訳です。

返済苦の状態から、不動産賃貸業に手をだすのは、素人目で見ても現実的ではないと分かると思います。

思い出して下さい、人口減少と空家の増加が問題視されている最中で、何事も無く賃貸経営が可能でしょうか?

また、賃貸人がいると売却したいときには投資物件になるので、価格も利回りによって左右され、一般的には安くなるのでお勧めできません。

住宅ローンの返済苦で自宅を賃貸するのは無謀

オーバーローンでも対処可能

 オーバーローンの状態で、無理な返済を続けている方にも、生活再建のチャンスはあります。

オーバーローンで売却を諦めていた方は「任意売却」という方法で問題に対処できます。

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住宅ローンで、家計を圧迫してまで返済を続けるより生活は楽になり、無理な生活に見切りをつけられます。

任意売却は再出発のチャンスでもある

任意売却の決断は簡単ではない

 良い面だけでなく、デメリットもしっかりと伝えなければなりません。

正直申し上げて、任意売却の決断は簡単ではありません。

苦しいながらも続けてきた、住宅ローンの返済を自らの意志でストップ(滞納)させるからです。

誰であっても、相当なデメリットであることは間違いありません。

老後を破綻を回避し生活を再建させるには、相当な勇気と決断が必要になります。

デメリットと引換えに老後破綻を回避

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見通しの立たない返済が老後破綻を招く

 現時点で負担に感じる返済は、年老いても続くとなれば恐ろしくも感じます。

本来なら快適であるはずの家が、老後の生活に重くのしかかり、脅かしているのです。

そして、住宅ローンが払えなくなれば、やがて住む家も失ってしまい「老後破綻が現実」のものになってしまいます。

住宅ローンが普通に返済可能であれば、定年後に向けて完済する計画を立てられるかもしれません。

しかし、既に不安をお持ちであれば、住宅ローンが原因で老後破綻が起こることも、念頭に入れておいて下さい。

老後破綻は見通しの無い住宅ローンの返済が原因

住宅ローンが苦しいと老後破綻のリスク大!

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この記事を書いた人

小田嶋譲のアバター 小田嶋譲 代表取締役

 有限会社 O&Trade代表 大学卒業後、不動産会社と譲渡債権回収の金融機関での勤務経験を経て独立。最近では特に自営業者の不動産担保ローンや不動産投資の失敗による相談が数多く寄せられ、お金と不動産の専門家、FP宅建士として難易度の高い任意売却に精通し、不動産に関わるお金の悩みの解決に取組んでいます。

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